著者 maroke
目次
「海外旅行の持ち物チェックリストを作ってほしい」。そういったお問い合わせをたくさんいただくようになりました。
そこで今回、ブラウザ上でそのままチェックできる持ち物チェックリストを作りました。
スマホでもパソコンでも使えて、印刷もいりません。荷造りをしながら指でタップしていくだけです。
ウェブ版チェックリストの使い方

難しい操作は何もありません。ページを開いて、詰め終わったものをタップしていく。それだけです。ただ、旅の準備で効いてくる仕掛けをいくつか入れているので紹介します。
チェックは自動で保存される
いちばん大事なのがこれです。チェックした状態はお使いの端末に自動で保存されるので、途中でページを閉じても、翌日開けば続きから再開できます。荷造りは一日で終わらないことも多いので、「今日は衣類まで、明日は洗面用具から」という進め方ができます。
ログインもアカウント登録も不要です。データはサーバーに送られず、ブラウザの中だけに保存されます。
飛行機が進んでいく進捗バー
チェックを入れるたびに、画面上部の飛行機が出発地から目的地へ少しずつ進みます。全62品目をチェックし終えると「出発準備完了」の合図が出ます。あと何品目残っているかがひと目でわかるので、荷造りが単純に楽しくなります。

カテゴリごとにも進み具合が出ていて、すべて詰め終わったカテゴリには「済」の印が押されます。
出発直前は「未チェックのみ表示」
個人的にいちばん使っているのがこの機能です。ボタンひとつで、まだ詰めていないものだけに表示を絞り込めます。
出発前夜、リストの9割が埋まった状態で全項目を眺めても、残りの数個を見つけるのは意外と大変です。絞り込んでしまえば、残タスクだけが数行で並びます。玄関を出る前の最終確認は、これで30秒です。
次の旅ではリセット
旅から帰ってきたら「すべてリセット」を押せば、まっさらな状態に戻ります。誤操作しないよう確認のワンステップを挟んでいます。
ホーム画面に置いておくと早い
スマホのブラウザで開いて、共有メニューから「ホーム画面に追加」しておくと、アプリのように一発で開けます。荷造りは細切れの時間にやることが多いので、この一手間が地味に効きます。
もちろん、紙で管理したい方のために印刷にも対応しています。ブラウザの印刷を実行すると、余計な装飾を落とした紙用のレイアウトで出力されます。従来のPDF版も引き続きダウンロードできます。
荷造りの基本は「機内持ち込み」と「預け入れ」に分けること
ここからは、リストの中身の考え方です。
荷造りで失敗しないコツは、最初に荷物を「機内持ち込み(手荷物)」と「預け入れ(スーツケース)」の2つに分けて考えることにあります。この仕分けを意識しないまま詰めると、必要なものがスーツケースの奥深くに入ってしまったり、逆に機内に持ち込めないものを手荷物に入れてしまったりと、トラブルのもとになります。
基本の振り分けはシンプルです。貴重品・壊れやすいもの・フライト中に使うものは機内持ち込みへ。それ以外のかさばるものや液体物は預け入れへ。ウェブ版のリストもこの2区分で構成しているので、上から順にタップしていけば自然と仕分けができます。
機内持ち込みに入れたいもの
まず、絶対になくしてはいけない貴重品類。パスポート、航空Eチケット、現金とクレジットカード、海外旅行保険の控え、ホテルの予約確認書。これらを預け入れにしてしまうと、万が一ロストバゲージが起きたときに身動きが取れなくなります。
次に、フライト中や到着直後に使うもの。スマホと充電ケーブル、ノイズキャンセリングヘッドフォン、常備薬、メガネやコンタクト用品。一眼カメラなどの精密機器も手荷物のほうが安心です。長時間フライトなら、ネックピローと羽織るものがあるだけで体力の消耗がまるで違います。
モバイルバッテリーと予備電池は必ず手元へ
ここは注意が必要なので、リスト上でも「預け入れ不可」のバッジを付けています。
リチウムイオン電池を含むモバイルバッテリーや予備バッテリーは、発火リスクの観点から預け入れ荷物に入れることができません。必ず機内持ち込みの手荷物に入れてください。近年は座席周りでの使用や収納にもルールが設けられているので、搭乗前に利用する航空会社の最新の案内を確認しておくと確実です。
eSIMは出発前に開通まで済ませておく
ここ数年でいちばん変わったのがここです。空港でSIMカードを買う必要はほぼなくなり、出発前にスマホで通信プランを買っておけるようになりました。
ただし、現地に着いてから設定しようとすると、Wi-Fiがなくて詰むということが起こり得ます。日本にいるうちにインストールと設定まで終わらせておき、到着後は回線を切り替えるだけの状態にしておくのが安全です。物理SIMを使う人はSIMピンも忘れずに。
紛失防止タグをスーツケースへ
AirTagのような紛失防止タグをスーツケースに放り込んでおくと、荷物が出てこないときに「いまどこにあるのか」が自分で確認できます。乗り継ぎのある旅程では特に安心材料になります。
預け入れスーツケースに入れるもの

衣類や洗面用具、現地で使う日用品など、かさばるものや重いものはこちら。歯磨き粉やシャンプー、化粧水といった液体物も、原則として預け入れにまとめます(機内持ち込みは液体物の容量制限があるため)。カミソリや爪切りといった刃物類も預け入れです。
意外と忘れがちなのが変換プラグ。国によってコンセントの形状も電圧も違うので、行き先に合ったものを用意しておきましょう。あわせて小型の電源タップをひとつ入れておくと、ホテルのコンセント不足がまるごと解決します。スマホ、カメラ、パソコンと充電したいものが増えた今、変換プラグ1個では足りない場面が本当に多い。
衣類は圧縮袋やパッキングキューブでジャンルごとに分けておくと、現地での荷ほどきが格段に楽になります。
「あってよかった」となる小物たち
必須ではないけれど、旅の快適さを底上げしてくれるものがあります。
ジップロックなどの保存袋は万能です。濡れたものを入れる、液体を小分けする、食べ残しを持ち帰る。数枚あるだけで何度も助けられます。レジ袋が有料または廃止の国は多いので、エコバッグも一枚。長期の旅なら、洗濯ネットと小分けの洗剤を持っていくと衣類の量そのものを減らせます。
撮影が好きな方は、カメラの予備バッテリーとメモリーカードを多めに。僕の場合はここにピンマイクが加わります。
こうした小物は、人によって必要なものが大きく変わります。チェックリストはあくまで土台です。何度か旅をするうちに、自分だけの定番が育っていくはずです。
前日の夜、チェックしながら詰める
リストの使いどころは、出発前日の荷造りです。
頭の中だけで「あれもこれも」と詰めていくと、必ずと言っていいほど何かを忘れます。スマホでリストを開き、一つひとつ指でタップしながら詰めていく。この単純な作業だけで、忘れ物は大幅に減ります。
そして当日の朝、家を出る前に「未チェックのみ表示」で最終確認。ここまでやっておけば、空港で財布の中身を探る必要はありません。
パスポートなど一部の項目を飛ばせば、国内旅行用のリストとしてもそのまま使えます。
チェックリストを開く
旅の準備は、旅の一部です。慌てて詰め込んだ荷物で出発するより、一つひとつ確認して整えた荷物のほうが、着いてからの時間が確実に軽くなります。
「これも必要だろー」というご意見がありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりお送りください。いただいた声はリストに反映していきます。