北欧・スウェーデンというと、みなさん何を想像しますか?
カラフルな北欧デザインや赤いダーラナホースを想像する人も多いかと思います。ノーベル賞を想像する人も多いでしょう。
今回は、スウェーデンのもう一つの名産品(?)、世界で一番臭い食べ物「シュールストレミング(Surströmming)」に本場スウェーデンで挑戦してみたいと思います。
いかにも危険そうな缶に入ったシュールストレミング。
シュールストレミングとは、スウェーデンで伝統的に食べられている発酵した塩漬けニシンの缶詰で、スウェーデン各地のスーパーで普通に売られています。
まずは、本場スウェーデンでのシュールストレミングを開栓する一部始終をご覧ください!
(こんな動画をたくさん投稿していますのでチャンネル登録お願いします!)
今回はスウェーデンの中でも最も北にある北極圏の「キルナ」という街で、シュールストレミングを開けてみました。
僕が住んでいる街はルンドというスウェーデン南部の街。同じスウェーデンでも、気候はまったく違います。
ルンドに住んでいるスウェーデン人の友達は、シュールストレミングなんて食べ物じゃない、と言っていました(笑)同じスウェーデン人でも、シュールストレミングを食べるのだけは信じられないようです(笑)
キルナは北極圏ということで、冬至のいまはお昼2時でもこんなにまっ暗です。
さて、例の逸品を買いにスーパーへ。気温はマイナス18℃で、歩いてるだけで凍りそうです。
よし、キルナでもしっかり見つけました。
ルンドよりも種類が豊富です。5種類ぐらい缶詰が山積みしてありました。値段はおよそ50スウェーデン・クローナ(2015年1月現在、約750円)です。いちおう、日本でも輸入したものがネットで売られているみたいですが、高い!(アマゾンでシュールストレミングを検索)
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シュールストレミングを買おうとレジに持って行くと、レジのお姉さんに「え、ほんとにこれを買うの?」と変な顔で聞かれました。「うん、初めて挑戦してみるんだ。」というと、「気をつけてね」と笑顔。
いやー、どんな臭さなんだろうとわくわく。
ワクワクすぎて、かまくらを作ってしまいました。
実はこの日はオーロラを見るのが主な目的で北極圏まで来ていたのですが、お昼は暇なのでかまくらでも作って時間つぶし。ここでシュールストレミングを開けてみます。
かまくらの中は意外と快適です。
では、開けてみます!開缶の一部始終はこちらの動画をご覧ください!
開けてみるとその臭さは強烈です。真夏の汚いトイレのにおいを何倍にもしたような感じです。生ごみのゴミ出しを忘れて、暑いところに放置したような匂いもします。
これを食べるのか、と思うとぞっとしましたが、ひとくち。
グッ。味の前に臭いが鼻にきます。まるで鼻の中に生ごみ処理場ができたような感じです。
でも、いざ食べてみると独特の旨味があって意外と美味しい!おいしいです。この強烈な臭さの割にはおいしかったです。魚の旨味でしょうか、おさしみを食べた時のようなおいしさでした。発酵した食べ物が好きな人にとっては、くせになる味かもしれないですね。
いやー。でもこの臭いはダメですね(笑)
興奮して、動画ではシュールストレミングにポテトチップスやウエハースをつけて食べてみました。
後日、シュールストレミングにハマったのか、別の種類のものも買ってきてしまいました。
南部のルンドでもシュールストレミングに挑戦(笑)
今回はしっかりとビニール袋を用意して、その中で開けました。それでも開けた瞬間の匂いはあたり一面に広がって・・・。いやー、二回目でもこの臭さには絶句しました。
いやー、恐るべし。
みなさんもスウェーデンに来たらぜひ、「シュールストレミング」挑戦してみてはいかがでしょうか。絶対に絶対に、飛行機で持ち帰ってはいけませんよ!
どうしても挑戦したいというみなさん、日本でもネットで帰るみたいですよ【アマゾンでシュールストレミングを検索】