NEX-5(レンズはE16mm F2.8)にマイク(ECM-SST1)を取り付け、スタビライザーHague Mini Motion Cam(ステディカム)のバランスをとってみた。
通常はズームレンズ(E18-55mm F3.5-5.6 OSS)を使っているが、このレンズに取りかえると総重量が相当軽くなる。またNEX-5の重心の位置が、中心からかなりずれる。
ウェイトは大が1個と、小が1個。腕はかなり楽になった。
これでドロップタイムは2秒~2.5秒。
屋内での撮影はこれで完璧(下の動画)。長時間使っていても腕には負担が少ないだろう。
問題は野外での撮影。
野外では風の影響をより強く受けるようになった。そよ風程度でも、左手を添えていないとカメラは回転してしまう。
またHague MMCのアーム部分の形状が、Steadicam Merlinのように丸くなっておらず、平べったい板のような形のため、より風にあたりやすい。
風には少し弱い印象だったが、この重量だと持ち運びもしやすく撮影も気軽にできる。
最近はSONYの空間手ぶれ補正など、手ぶれ補正技術が優れてきており、スタビライザーなしでもある程度安定した撮影ができるようになってきたが、やはりスタビライザー独特の安定感はたまらない。