今日は一眼レフカメラのセンサー(撮像素子)に付着したゴミやホコリをクリーニングする方法のご紹介です。
気にしていても侵入してしまうホコリ
一眼レフやミラーレスカメラはレンズと本体が脱着できるため、どれだけ気を使っていても小さなホコリが侵入してしまいます。
小さなホコリであってもセンサーに付いてしまうと、撮影したすべての写真に黒い斑点となって写ってしまうため、せっかくのきれいな写真も台無しになってしまいます。
今回は、もう2年以上愛用しているSONY「α7」のセンサーのゴミを取りたいと思います。
ゴミの確認は絞りを絞って
センサーへのホコリの付着を確認するには、「A(絞り優先)」モードにし、絞りを出来るだけ絞って壁や青空など、シンプルな面を撮影します。
私のα7ですが、上の画像のように、画面右側に大きな斑点が写ってしまっています。
今回はそれを除去したいと思います。
今回購入したのは「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」です。
センサーのクリーニングキットはこれ以外はないようです。
その理由を家電量販店の店員さんへ聞いてみると、PENTAXさん以外は自分でのクリーニングを推奨しておらず、商品として販売した場合、それで機材が故障しても保証ができないからではないか、とのことです。
パッケージを開けるとびっくり。
まるでカメラ本体のような分厚い取扱説明書が入っていました。
このクリーニングキットですが、
まず、付属の「メモ用紙」のようなクリーニング用紙にオレンジ色のクリーニング棒を当てて掃除し、オレンジのクリーニング棒でセンサー本体の汚れを取る、というものです。
このオレンジ色のクリーニングスティックですが、結構強い吸着力があります。
センサーに押し当てて離す、ということを繰り返すのですが、想像以上に力を入れる必要がありました。
押し当てるときの力は、説明書によれば「カメラのシャッターを半押しする程度の強さ」とのこと。あまり強く押し当てるとデリケートなセンサーにはよくないようです。
センサー全体のクリーニングをするために20回ほどクリーニングを繰り返しました。
途中でこのように、「メモ帳」のような紙でクリーニングスティックの掃除をします。
5分ほどでクリーニングが完了しました。再度同じ設定で壁を撮影してみると、
無事にホコリが取れていました。
特に空などシンプルなシーンで目立ちやすいセンサーの汚れ、このキット「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」なら簡単にクリーニングできます。
少し値段は高めですが、作品が台無しになる前にクリーニング、してみてはいかがでしょうか。