iPhoneユーザーであればかなりの頻度で使っていると思われる、AppleのMMS/SMSアプリ「メッセージ(iMessage)」アプリ。
最近はMacやiPadにも対応して便利なソフトになったかと思っていると、メールのやり取りがストップしてしまうという大きな問題を抱えていることが最近分かりました。
ボクもiMessageが原因で、iPhoneユーザーからのかなりの数のメールの受信ができていませんでした。それがiMessageの仕業であることに昨日気づきました。
それは、相手がiMessageを使っている場合、こちらから送ったメールに対する返信が、メールアドレスではなくこちらのiMessageに受信してしまうため気づかないままになっているということです。
次の条件に重なった場合に起こってしまいました。
- 相手が使っているメールアドレスがキャリアのメールアドレス(@i.softbank.jpなど)である。
- 相手がiOS5以降を使っており、iMessageでメールしている。
- こちらがiMessageの受信用メールアドレスにメインのアドレスを使用している。
- こちらはiMessageをメインで使っていないために、iMessageに返信があっても気づかない。
相手がiMessageを使っていて自分もiMessageを使っている場合、メールに対する返信であっても、メールではなくiMessageに送ってしまうようです。そのため、自分の送ったメールに対する返信が全てiMessageに届いてしまい、こちらは気づかなくなってしまうということになります。
気づいたときは、「なぜ突然、勝手にメールがiMessageに切り替わるのだろう」と不思議に思っていました。いろいろ検索してやっと原因が分かったのですが、多くの人が同じ症状で悩まされているようです。
また、なぜか送信元がメールアドレスではなく、国際番号付きの電話番号で表示されるのです。たとえば、「+81 80 1234 5678」のように。だから番号が登録されてないと、誰れから来たメールかの判断もできなくなるわけです。
iMessageメインで使っていればこの問題は起きませんが、ボクのようにメールをメインで使いながらiMessageも登録している人にとって、非常にやっかいなシステムになってしまいます。
いま改善するには、iMessageの受信用メールアドレスにはメインのアドレスを使用しないようにするか、iMessage自体をオフにしてしまうのがいいのではないでしょうか。
次回のアップデートでは、改善されることを願いたいところです。