先日、九州に住む友人のところへ行くのに、peach(Peach Aviation – ピーチ・アビエーション)に乗ってみた。
peachは2012年3月から、関西国際空港を拠点に全国各地の空港へ就航している格安航空会社で、航空券の安さから話題となった。
今回は関西国際空港―福岡空港便を利用した。
運賃は、往路が¥7,990。復路が¥5,400。
peachの運賃は販売状況によって変動するため、同じ便でも買う日や時間によって料金が変わる。今回も予約した次の日になると2,000円も運賃が上がっていた。
なんと復路の料金は、大阪〜三重間の電車での往復移動よりも安い。
関西国際空港での搭乗手続きは、他社の搭乗口とは反対のエアロプラザ側で行う。
自分で印刷したバーコードを機械で読み取ると、搭乗券が発券される。下の方には「OOKINI(おおきに)」と書いてある。
そのまま保安検査を受け、搭乗バス乗り場へ進む。あまり早く保安検査をうけても、搭乗バスが来ないので、慌てる必要はないだろう。いまはLCCターミナル建設中で、仮搭乗口を使っているため、まるで仮設住宅のよう。
バスが来れば、飛行機まで案内してくれる。バスでは、通常通れないような空港の道路を通って行くので外を眺めるのも楽しい。10分ちょっとで飛行機まで着く。そして搭乗。
機内は非常にきれい。peachは新品の機体ばかりなので、どれもこんな感じだろう。
紫色と紺色の革製の座席が交互に配列されている。機内の一番まえにはpeachとかいたピンク色の壁があり、ワンポイントになっている。
座席は思ったよりも狭くない。ひざの上にiPadをのせて、映画を十分楽しめる。
この日は満席で、かなり多くの人がいた。ゴールデンウィーク初日ということもあり、ビジネスマンよりも休暇目的らしい人が多かった。
peachは格安航空会社であるのに機内食や機内サービスが充実している。
ソフトドリンクからアルコール、スープまでメニューはたくさんあり、食べ物も多い。新千歳便やソウル便では食事もいろいろ選べる。
今回はpeach初搭乗ということで、peachオリジナルの「ピーチ デニッシュ」を注文した。
素早く持ってきてくれ、お手拭きもいただいた。サクサクの生地の中に甘いシロップ漬けの桃(peach)が入っており、桃が冷たくておいしい。少しのどが乾く。
動画を撮ったり写真を撮ったり、食べたりしているとすぐに福岡空港へ。ちょうど1時間。
初めてのpeachだったが、ピカピカの快適な機内だった。
少しおもしろかったのが、機内アナウンスがほとんど「関西弁(実際には、京阪式アクセント)」。
セーフティ・インストラクションも関西弁で行なってくれた。
今回のpeachのレビュー動画を作ったので、またご覧ください。